NAGASAWA TOMOYUKI BLOG
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夕方
川端康成「伊藤さんに訊きたいんだけど、今度の受賞でですね、審査…翻訳でやってますね?それは翻訳者のおかげが非常に多いわけですけどね。おそらく良い翻訳だったんだろうと思うんです。それでまあ…翻訳者が賞を半分もらったのか三分もらったのか分かりませんけどもね。日本語で審査されてない。これ非常に、良心的に厳密にいうと辞退するのがほんとかもしらん。」

三島由紀夫「いやそれはちょっととんでもないお考え」

伊藤整「それは私ちょっと…賛成するわけにはいきませんですね。」

川端「ええ、うぇい」

伊藤「私どもやっぱり、外国の文学を日本語で読んどります。私なんか英語を商売にした人間でも日本語で読んどりますから。それでまあやっぱり分かったつもりでおりますから。いい翻訳だということもですね、なんていいますか、あー、なんていいますか、やっぱり…『原作の再現を出来るだけ忠実にやる』ということですから。まあ日本語で読んでもらうチャンスはしばらくの間は無いでしょうから」

川端「おそらくね」

伊藤「ええ、ですからこれはもう…そういう辞退とかいうことを考えてもらうのは困ると思うんです」

川端「いや、そんな深刻に考えてないですけどね笑」

伊藤「あーぃ笑、そうですね。そうですそうです」

三島「ただそれは日本の作家の永遠の宿命ですね。そしてこれから先日本は…」

川端「ほとんど永遠に近いでしょうね」

三島「永遠に近い宿命でしょうね。日本語を自由に向こうの人が読みこなせて、普通の教養の中で読みこなせるってことは…」

川端「前に東洋でタゴールがもらったけど、あれはベンガル語で英語は書いてるけど、おそらく英語で読まれたでしょう?」

伊藤「ええあれは英語で書かれたんじゃないですか?」

川端「大変易しい英語で」

伊藤「ええ分かりやすい英語でございました」

川端「だからそういうやっぱり翻訳で賞を出すってものは…あったんですかねえ?」

伊藤「…いや。まあだいたいそういうことじゃないんでしょうか
ユーゴスラビアなんていう人の(イヴォ・アンドリッチ)、去年ですか一昨年ですか、ああいう人はやっぱりまあ翻訳で読んだに違いないですねえ…ロシア語でもそうじゃないでしょうか」

一同沈黙(道路を走る車のクラクション)

三島「…ただあれですねノーベル賞てのは非常に華やかなものですけども、川端さんを拝見するとね。芸術の仕事というのは非常に孤独な苦しい深夜のね、机の上の仕事。それとこの国家的なこういう栄光との間を繋ぐものですね。これは実に不思議な働きだと思うんですよ。川端さんお書きになったのは誰のためでもなく、ほんとにその…芸術がそこで自然にできて、苦しまれて書かれた。深夜の川端さんの机から直接にノーベル賞に繋がってる、それが感銘が深い。」

川端「…いや、しかし苦しむってのは怠けた結果でね。怠けてるから今まで生きたんでしょうね」

三島「えっへへ、そうおっしゃられちゃったらおしまいですが、えっへへ」


書かなければいけないものを書いていた
筆休めに動画を見てた
なんとなくさまよってたら三島由紀夫と伊藤整がノーベル文学賞を授章した川端を囲むっていう対談があって見てた
昔の日本が少し見れて面白そうだと思いながら
伊藤と三島が和気あいあいと彼の家で喜んでいる映像から始まるのだけど、ちょっと疲れてるのか寝起きなのか、川端は飄々としてて、コントみたいなインタビューで少し笑った

三島が「西洋の人もこれで分かったんじゃないでしょうか」とドヤ顔で話しているのに白けるような感じでいる川端

翻訳の話の時に、そうだよなーと思った
完全に理解するためには言語を学ばないとなあとか
あと日本人だから日本人に向けて日本語を歌うけど、英語はメロディがのせやすいし雰囲気作りやすいIKEAの家具みたいなもんだから、いいよなとか
だから話を少し抜粋した

ちなみにこの人たちの本はなんにも読んだことない
ただおもしろい話だったんだ

他にリオ会議でのムヒカ大統領のスピーチや、猫の動画、渋谷スクランブル交差点の生中継(これなぜか落ち着くものがある)、あとはJonny cashのhurt をまた見たり、見たいものを色々見てた

さて夕方になる
すぐにあたりが暗くなる
済ませてしまおう

いい夜を


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